臨時パトローネ

非日常を夢見る社畜的哲学

イケダハヤトになりたい

起業を目指す若者を育成したいという新興勢力が増えてきた。高いカネ払って大学で学んでいるのに起業を志す輩がなかなか生まれないことは大学教育の問題ではなく、大学進学を目指す中高の中でしっかりと植え付けるべきことではないだろうか。

音楽大学を目指すのであれば当然ながら音楽でメシを喰っていく志がある訳で、潰しの効かない選択肢としては起業意欲があるとして評価されるべきポジションである。かくいう私も音大卒である。

起業のノウハウを教えるという漠然としたビジョンに飛びつくよりも、専門的な起業を目指す機関は大学なのか専門学校が担うべきであり、単に訓練校的な機関と成り下がっているから優秀な人材が輩出されていないのではないか。

学校では世の中で必要とされる肝心なことは一切教えてくれない。技能教育はそこそこ行うが、成功するための道筋は己が築かなくてはならない。それはそれでよいが、起業というアクションを後押しするモチベーションを高める教育はなくてはならない。それを美徳とする精神教育。

資格ビジネスが蔓延したのも頷けるが、自己実現のきっかけを作るライフステージがあるのは出産退職した女性や、倒産による解雇で放り出された四十路、もしくは時間を持て余した主婦くらいのもので、本当はもっと若いうちに起業の意欲を駆り立てる刺激があって良いと思う。

嗚呼イケダハヤトになりたい(笑)